敏感肌っぽいんだけど、なんでなっちゃったんだろう?

多くの場合、敏感肌は色々な要因が絡み合ってなってしまうものです。一度なってしまったら、スキンケアを中心に、生活習慣や食生活まで見直していくしかありません。

敏感肌になってしまう主な原因を5つ紹介していきます。多くの場合、敏感肌をもたらす原因は1つではなく、複数の要因によって生じているものです。

そのため、1つを改善したからといって、スグに敏感肌が解消する。というわけではありません。自身のスキンケアや生活習慣を見直しながら、1つ1つ原因となっていそうなものを潰していきましょう。

敏感肌をもたらす5つの原因

加齢による肌の変化に対してのケアが不十分

加齢とともに、肌内部にあるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸は減少していきます。そして、肌の保水力は弱まっていき、弾力やハリも低下していきます。これは誰もが歳を取るものなので、ある意味避けられないことです。

加齢によって失われる成分

セラミド

肌の角質層にあり、バリア機能を持つ成分です。また、保湿力にも優れ、角質層の水分を保つ役割の大部分をセラミドが担っています。20代から減少が始まります。

コラーゲン

ヒアルロン酸やエラスチンとともに、肌にハリや弾力をもたらしてくれるタンパク質の一種です。20歳をピークに減り始め、60歳では20代の75%にまで減少します。

ヒアルロン酸

肌の真皮に含まれ、ヒアルロン酸の持つ保水力は肌の潤いを保つのに欠かせないタンパク質の一種です。20歳をピークに減り始め、60歳を迎えるころには20代の半分以下まで減少します。

エラスチン

コラーゲン同士を結びつける働きを持つ、繊維状のタンパク質です。25歳をピークに緩やかに減少し、40歳を過ぎると減少速度が速まります。

肌のバリア機能を持つセラミドをはじめ、保湿に必要な成分は20代からどんどん減少を始めます。

このような加齢による肌の変化に対して、スキンケアが不十分だと、肌の乾燥が進んでしまいます。その結果、肌が刺激に対して弱くなっていき、結果、トラブルを起こしやすい敏感肌へとなってしまいます。

コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の減少に対処するためにも、年齢に合わせたスキンケアを心がけることが大切です。

乾燥による影響

角質層のバリア機能は、潤いが保たれていることで発揮されるものです。保湿ケアが不十分だと、肌が外からの刺激を受けやすくなり、敏感肌になるリスクとなります。

冬場の乾燥の時期はもちろんのこと、エアコンによる乾燥。過度な洗顔による皮脂を落とし過ぎなども、乾燥をもたらします。

肌の乾燥は、敏感肌に限らず、様々な肌トラブルを引き起こす原因です。

忙しくてスキンケアをサボってしまうような人は、時短のためにオールインワン化粧品を使うなどして、最低限の保湿ケアだけは怠らないようにしましょう。

間違ったスキンケア

自分の好きなブランドだったり、パッケージに惹かれて化粧品を選んでいる人もいると思います。しかし、最も大切なのは、それが肌に合っているかどうかです。

毎日のスキンケアが肌に負担をかけている可能性もあり、それが炎症を引き起こし、肌が敏感になってしまっている原因かもしれません。

合わない化粧品を使っている

肌は千差万別で、遺伝的なものから、年齢、生活習慣の積み重ねによって、肌の状態は人それぞれ全く異なるものです。

人気の化粧品が肌に合わず、評判は悪いけど、自分の肌とは相性が良いということもあり得ます。人気や評判、パッケージのデザインなどに惑わされずに、自分の肌との相性を一番に化粧品を選ぶことが大切です。

また、年齢に適した化粧品を使うことも重要です。50代の方が、20代向けの化粧品を使うのでは保湿力が不足しますし、逆だと過剰なケアとなってしまいます。

日焼け止めの選び方を間違えている

紫外線は敏感肌をもたらす原因なので、UVケアは欠かせません。その際、SPFやPAから、自身の生活と適したものを選ぶ必要があります。

基本的に、日焼け止めは強力なものほど、肌への負担となります。しかし、弱いと紫外線によって肌がダメージを受けてしまいます。

洗濯や短時間の買い物などはSPF15PA++。半日のショッピングならSPF30+++。など、上手く使い分けることで、肌の負担を少なくしつつ、紫外線によるダメージを減らすことが出来ます。

過剰な洗顔、クレンジング

肌の表面は、皮脂膜という毛穴から分泌される皮脂で覆われています。この皮脂膜も、角質層とともに肌を乾燥や刺激から守ってくれるものです。

しかし、洗浄力の強過ぎるクレンジングや洗顔料を使ってしまうと、この皮脂膜が完全に取り除かれてしまいます。その結果、肌を守る力が弱くなり、外部の刺激を受けやすい敏感肌へとなってしまいます。

アレルギーによる影響

花粉飛散の時期に肌が痒い。ハウスダストや食べ物などによる、湿疹、赤みなどは、アレルギー性の皮膚炎の可能性もあります。

アレルギー性皮膚炎というのは、バリア機能の低下が原因ではなく、アレルゲンに対して、身体が過剰に反応することで、敏感肌のような症状が現るものです。

ただ、バリア機能の低下によって、アレルゲンから肌を守れなくなると、より症状が強く出ることもあります。アレルゲンを避けるとともに、バリア機能を高めることが大切です。

何かしらアレルギーを持っている人は、アレルギー性皮膚炎になりやすいとされています。自分でアレルゲンを特定することは難しいので、アレルギー皮膚炎が疑われる場合は、皮膚科で検査を行いましょう。

生活習慣の乱れ

生活習慣が原因で敏感肌になると言われても、あんまりピンと来ないかもしれません。

こんな生活は要注意

  • 仕事や家事に追われ、常にイライラしている日が続いている
  • 仕事が忙しくて、寝不足が続いている
  • 最近、食事はコンビニ弁当やファーストフードばかり
  • 便秘している

上記のような生活が続いているようだと、これらが敏感肌の原因になる場合があります。これは肌や粘膜に必要な栄養の欠如や、自律神経の乱れ、腸内環境の悪化によって引き起こされます。

また、喫煙習慣や冷え性なども敏感肌を引き起こしやすいです。

生活習慣の乱れがターンオーバーに悪影響を与える

睡眠不足や栄養不足、お酒の飲み過ぎ、ストレスなどは、肌のターンオーバーを乱す原因になります。

正常にターンオーバーが行われないと、古い角質がいつまでも肌に残ってしまったり、成長が未熟な段階で表皮に出てきたりと、非常に不安定な状態になってしまいます。

この状態が続くと、バリア機能が低下し、敏感肌を引き起こすことになります。

ストレスが自律神経やホルモンバランスを乱す

自律神経は緊張時は交感神経が働き、リラックス時は副交感神経が優位になります。通常の精神状態であれば、緊張とリラックスを繰り返えすので、交感神経と副交感神経のバランスが保たれています。

しかし、過度にストレスを感じてしまうと、常に交感神経が優位な状態になってしまいます。交感神経は血管を収縮させる働きがあるため、優位な状態が続くと、血流が滞り、肌に必要な栄養が行き渡らなくなります。

また、自律神経とホルモンは互いに影響しあっているものです。自律神経のバランスが崩れると、ホルモンバランスにも悪影響を与えます。生理前に肌トラブルが増えるように、ホルモンバランスによっても肌が不安定な状態になってしまいます。

ストレスが自律神経と女性ホルモンを乱すことで、敏感肌へと傾きやすくなってしまうのです。

腸内環境

腸内環境の状態は、肌に大きく影響をもたらします。よく便秘が解消したら、肌がキレイになったという話しがありますが、これも腸内環境が改善されたことによるものです。

腸内環境が悪化し、悪玉菌が増えてしまうと、活性酸素が発生します。また、悪玉菌によって有害物質も生み出されます。これらの有害物質は、血液に溶け込み、全身を巡ることになります。

これが原因となって、肌トラブルを引き起こし、敏感肌の原因となることもあります。腸内環境を改善するような食生活を心がけ、便秘気味の人は、まず便秘解消を目指すところから始めていきましょう。