敏感肌のケアって、どんな成分の化粧品を使ったら良いのかな?

そうですね。やっぱり角質層の細胞間脂質の主成分であるセラミドが大切です。他にも、敏感肌に欠かせない成分や注意点もあるので、スキンケア成分について詳しく見ていくことにしましょう。

敏感肌向けの化粧品は多いですが、その中身は千差万別です。

ただ合成着色料や香料を使っていないというだけだったり、成分がほぼ水だけだから肌に負担が無いという粗悪なものもあります。

本当に敏感肌をケアしていくために、どんな化粧品を選べば良いのか見ていきましょう。

敏感肌が選ぶべきスキンケア成分

敏感肌というのは、バリア機能が低下し、肌が外的刺激によるダメージを受けやすい状態です。これをケアしていくためには、バリア機能を回復させつつ、肌を保護し、炎症を防がなくてはなりません。

敏感肌に求められる成分

  • バリア機能のケアのためのセラミド
  • 炎症を防ぎ、鎮めてくれる成分
  • エタノール不使用(アルコールフリー)

これらの成分によってケアしていくことで、敏感な状態に傾いている肌を整えていくことが出来ます。

敏感肌ならセラミド配合化粧品を選ぶ

敏感肌のための成分の第一条件は、何と言ってもセラミドです。

肌表面にありバリア機能の要である角質層。この角質層を構成する細胞間脂質の50%を占めるのがセラミドです。この角質層のセラミドが不足すると、バリア機能の低下の原因となるため、外部からしっかり補っていく必要があります。

どの種類のセラミドを選べば良いのか

化粧品に配合されているセラミドには、種類がたくさんあります。敏感肌のケアのためには、どれを選べば良いのでしょうか。

ヒト型、植物性、合成擬似セラミドの違い

セラミドには、天然のものから、化学合成のもの、植物由来のものまであります。この中か、敏感肌のために選ぶなら、ヒト型セラミド(バイオセラミド)しかありません。

ヒト型セラミドって?

ヒト型セラミドは、酵母によって生成されたものです。人間の皮膚に存在するセラミドと、同じ構造を持っているため、肌馴染みが良く、保湿力や浸透力も高いのが特徴です。

「セラミド+数字」で表記されているなら、それはヒト型セラミドになります。合成された擬似セラミドであっても、商品パッケージにはセラミド配合と記載されることがあるので、注意しましょう。

スキンケア成分として重要な3種類のセラミド

皮膚に存在するセラミドは6種類ありますが、その中でも重要なのがセラミド1、2、3。化粧品に配合されることが多いのも、この3種類です。

セラミド1

細胞間脂質を結びつける働きがあり、バリア機能をサポート

セラミド2

肌を構成するセラミドの中で、最も多いのがセラミド2。最も保湿力が高いとされています。

セラミド3

加齢による減少幅の大きいセラミドです。水分保持機能があり、シワの深さに関わります。

セラミドの濃度、配合量も重要

スキンケア成分としてセラミドが注目されているので、セラミド配合の化粧品も増えてきています。しかし、その含有量は商品によって様々です。

基本的に、セラミドは高価なものです。例外はありますが、価格の安い化粧品では、配合量も微々たるものだと考えましょう。

また、セラミド脂溶性なので、水には溶けにくい性質を持ちます。そのため、化粧水で十分な量のセラミドを補うのは難しいです。

炎症を抑え、肌荒れを防ぐ効果のある成分が配合されている

化粧水がピリピリ感じる。洗顔がヒリヒリする。これは肌が微弱な炎症を起こし、痛みとなっているものです。

この炎症を放置すると、さらにバリア機能を弱めてしまい、敏感肌を悪化させてしまいます。そのため、抗炎症作用のある成分や、炎症を鎮める成分が必要となります。

代表的な抗炎症作用のある成分

グリチルリチン酸2K(ジカリウム)

敏感肌向けの化粧品に多く使われている成分です。抗炎症作用と、抗アレルギー作用があります。甘草という植物の根に含まれている植物由来成分で、皮膚科でも使用されているものです。

グリチルリチン酸ステアリル

上記のグリチルリチン酸2Kよりも強い作用を持ちます。皮膚の炎症や、ニキビを抑える働きがあります。

カミツレエキス

カミツレの花から抽出されるエキスです。皮膚の炎症を抑えるほか、しみやそばかすの色素沈着を防ぐ効果もあります。

コウキエキス

クルミ科の常緑樹「黄杞葉」から抽出されるエキスです。このコウキエキスにはアスチルビンという成分が含まれ、抗炎症、抗酸化、抗アレルギー作用を持ちます。また、肌の糖化を防ぐ働きもあります。

アラントイン

尿素から合成して作られる成分で、炎症鎮静作用があります。化粧品からヘアケア、入浴剤など幅広く利用されています。ベビーパウダーにも使用されている安全性の高いものです。

抗炎症作用を持つ成分、上記以外にもたくさんあります。

敏感肌ケアのために炎症を鎮める成分が入っているものを選びたいものです。敏感肌向けの化粧品に多く使用されている、グリチルリチン酸2K、カミツレ、コウキエキスなどは、覚えておいて損はありません。

肌に負担となるエタノールを避ける

敏感肌だと、何が肌に対して刺激となるか分からないため、極力ケアに不必要な成分は避けたいもの。

その中でも、避けるべきはエタノールです。揮発性があり、肌の水分を奪う働きがあるため、敏感肌は特に注意しなくてはならない成分です。

エタノール(アルコール)

清涼感があり、使用して気持ち良いこと。毛穴を引き締める働きがあるなどという理由から、配合されています。

ちなみに、名前が似ているフェノキシエタノールは、エタノールとは別物です。

敏感肌をケアするための化粧品ということなら、アルコールフリー。エタノール不使用であるものを選びましょう。

まとめ

  • ヒト型セラミド配合
  • 抗炎症作用を持つ成分
  • エタノール不使用

上記をクリアしていれば、敏感肌のための化粧品として適したものとなります。

メーカーのサイトや、カタログなどで、まず上記3点を確認。そして、自分の肌で試して、刺激を感じないか。効果を感じられるかを確認して、使用を続けるかを決めるようにしましょう。